今年の正月 ある建築家と私とのメールのやり取り

I氏

何故か、又今ごろになって、「炭」が気になってきました

住宅に使う「炭」で、ご存知なら教えて頂きたいのですが

「備長炭」は、火力は強いが、気泡が詰まっていて「吸湿」は

それほど善くないと聞きました、針葉樹(杉や桧

 の「炭」が> 善いとも聞きました。

雑木の「炭」は、だめなんでしょうか?

床下に敷く例をよく目にします、市販されている商品は

15000円/坪(設計価格)ぐらいするものがあり、

そんなに高いものなのでしょうか、

ホームセンターで売っているバーベキュウ用の

安物の「炭」は、使えないのでしょうか

工夫できないでしょうか

炭」に詳しい方はいませんか、

樹望塾では、このテーマはもうしましたか

「炭」て、善い所ばかりで、短所はないのかな?

 

 

 

炭の話ですが、炭には、黒炭と白炭と消し炭が在り

備長炭は白炭 樹は樫です。広葉樹の密で堅い樹を蒸し焼きにし灰の中で

火を消し冷やした炭で燃焼温度は低いが長時間火持ちがする炭です。

黒炭は松などの針葉樹を炭にした物で燃焼温度は高いが長時間火持ちしな

い炭です。主に製鉄鍛冶仕事に使われていました。

消し炭のことは御存じでしょうか 消し炭葉、昔台所や風呂などで薪を燃

やしている時勢いよく燃えて木の中の樹液や油が燃焼した頃に消つぼに入

れてひやしたものです。この消し炭 (カラけし)が一番縁の下に入れると

効果がありコストが安い。特に一昔前は建て前の現場できざみを大工さんが

行っていてその廃材を毎あさ燃やしていて火が落ち着いた頃に水をかけ、

がらの灰と同じに消し炭をつちに戻していました。

縁の下に炭を保管する所もたくさんいろんな地方にあります。

バーベキュー用の炭は色々な木を使っていますしものによるとおがくずを

固めた者も在りますが、木の繊維のセルロースが構造がそのままで炭素のみ

近い状態のものが炭ですから、何を使用してもかまわないとおもいます。

昔マレーシアで天然ゴムの木を炭にして水を浄化するプラントを日本が

技術指導した時あまりの樹脂の多さに下処理をして炭にする技術がためされ

その下処理をした木を乾燥さしたら用材として使えるようになったのがゴム・

イースターオーク・ラバーウッドと呼ばれるパラウッドです。

とりとめのない話でしたが参考になりますか、

           藤本増夫

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